貸株サービスについて

貸株金利

株式投資を行っています。中長期で株式を保有して、その間に配当金や優待も貰えると喜んでいます。
株式の現物取引のみを行っていますが、信用取引口座も開設してあります。


数年前から「貸株サービス」も利用し、貸株金利を受け取っています。銀行に定期預金をしていても金利は0.002%、貸株サービスは0.1%と有利だと思い、貸株サービスを始めました。
ほとんどは0.1%の貸株金利なのですが、保有株式の中には5%超の銘柄も有り、定期預金よりも有利だと感じています。


口座開設しているSBI証券と楽天証券は貸株サービスもあり、取引手数料も安くて好きな証券会社です。
今回のお話は、SBI証券で信用取引口座を開設していて貸株サービスを利用している人に私の失敗談を書いていきます。

担保貸株サービス


2023年の1月末ぐらいから「担保貸株サービス」が始まりました。
貸株残高を見ると自分の知らない間に「担保貸株」と言う見慣れない言葉が出てきました。その時に時間を掛けてじっくりと「担保貸株」について調べれば良かったのですが、残念な私は「担保貸株で全部貸出すれば金利が0.1%から0.12%に上がる」と勘違いしてしまいます。私は「貸株0.1%、担保特別0.12%」と読み間違えました。
正しくは「貸株0.1%、担保 _ _ 、特別0.12%」が正解です。


「担保 _ _ 」が分かりづらく勘違いしたのですが、「貸出されると貸株金利が受け取れますが、貸出されないと貸株金利は一切受け取れない」という意味です。信用取引を行っている人で、運が良ければ貸株金利も受けられるのは良いことですが、私のように信用取引をしていない人で口座開設だけしている人には必要のないサービスでした。
また、「新たに買付した現物株式引は何もしなければ自動的に担保貸株に振替されますし、新たに追加購入した現物株式も自動的に担保貸株に振替されます。」とも読めます。
実際に私が「担保貸株 全部貸出」をした銘柄は、2月3日から信用口座を解約するまで一度も貸株金利を受け取れませんでした。非常に残念です。


「新たに買付した現物株式引は何もしなければ担保貸株に振替されます」の解除の仕方も分からなくて、困りました。解除は「銘柄別設定変更」から行います。

信用取引口座閉鎖

次に、信用取引口座閉鎖に時間がかかりました。
SBI証券の指定された電話に繋がらない「混み合ってるので後で掛けて下さい」、繋がっても「待ち時間が5分から7分です」と長いのは残念です。私の電話は10分までは無料ですが、それ以上は有料なので時間がかかるのは嫌です。
2月13日は12時から19回チャレンジしましたが繋がらず、この日は諦めました。
翌日2月14日は8時過ぎに電話したところ、「待ち時間が5分から7分です」のアナウンスで無事に繋がり、信用取引口座の閉鎖を申し込みしました。
電話担当のAさんは「株式や投資信託の売買後の数日間は閉鎖できない、今週いっぱい閉鎖できないかもしれない」と説明されました。私は売買もせずに待ちました。


1週間待って2月21日になっても閉鎖の連絡は来ません。
仕方なく、再度電話を掛けると2番目の電話担当Bさんは「2月15日に投資信託を購入してるのでまだ時間がかかる」との説明です。私は「少し時間がかかり過ぎるのでは? 何日に閉鎖できるのか? 担保貸株サービスを利用したくないのだが、やり方が分からないので教えて欲しい」と頼むと「調べてから折り返し電話します」の返事。
電話待ちの間に偶然、自力で「銘柄別設定変更」を探し当てる事が出来て自分で変更しました。
その後に折り返し電話で、今度は3番目の電話担当Cさん「今、『担保貸株を利用しない』の変更を画面で確認出来ました。今日から審査予定で、信用取引口座は2営業日後に閉鎖されます」と言うのでさすがにムカつきました。「2月14日に電話した時に、自分で『担保貸株を利用しない』の変更をしないと永久に口座は閉鎖できないと説明してくれてたら、もっと早く閉鎖が出来たのでは?」と尋ねました。3番目の電話担当Cさんは「申し訳ございません。しっかりと(担当者には)社員教育しておきます」と言われました。

まとめ : 残念なこと

  1. SBI証券は信用取引口座閉鎖手続きは、電話しか受け付けていない事と電話担当者が手続の内容を理解していない事。
    楽天証券も2/14にも信用取引口座の閉鎖手続きを申込しましたが、電話ではなく郵送受付が可能で、対応も早く2/24の午前9時に閉鎖連絡がメールで来ました。
  2. 楽天証券では2/21に現物取引をしていても、信用取引口座は閉鎖できたのにSBI証券は、信用取引でけでなく、株式や投資信託の売買後も数日間は閉鎖できない事。
    楽天証券で出来る事が、SBI証券では出来ないのは残念でした。
  3. 最後に1番残念なのは私自身です。
    「お得かも」とすぐに飛びつかずに、しっかりと文章を読んで理解して行動できなかった自分に残念でした。